トマト農家『明野とまと』&モノづくりユニット『chiisana.』の活動日誌

今年からトマト農家になります。ときどきカメラとハンドメイド。農場長(パパ)・私(ママ)・2人の子どもたちの活動日誌です。

C4植物

 
 
 
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C4植物を育てることにしました。

C4型光合成 - Wikipedia

簡単に言うと、高温や乾燥、栄養の少ない土壌など苛酷な条件に対応して、効率的に光合成を行うことができるように進化したというすごーい植物なのです。

日照時間が日本一の(=雨が降らない)明野にぴったり!

ではどんな植物がC4なのかと、

・イネ科の一部

ヒユ科の一部

の子たちです。

写真はトウモロコシ。

発芽率高いです。

他にもヒユ科の千日紅とオカヒジキの種を蒔きました。

こちらは発芽が難しい…

畑やってて、何が難しいって発芽からの苗作りです。

植えちゃえば割と放置で育ちますが…芽出しが超難関、一定の大きさまで育てるのも難しい。

その点、イネ科は雑草みたいなもんですので直植えでぽんぽん芽が出て嬉しい(*^^*)

アブラムシ対策いろいろ

増え続けるアブラムシたちに対して、手を変え品を変え対処しています。

テントウムシを1日100匹くらいずつ放す(畑の中で調達)

・米酢(200倍希釈)をかける

・地面に置いていた苗をビニールの上に移す

これで様子を見ていましたが小康状態。

 

次の策は

・牛乳(2倍希釈)をかける

これを試してみて、翌日に

・スギナエキス(これも畑で調達して煮出したもの)をかける

というのをやってみました。

 悪化はしていないけど、目に見えた成果は出ていません。 

 

続いて

・焼酎(25度)をかける

も試してみましたがそれほど効果があったようには思えませんでした。

 

やっぱりオルトラン使うしかないかなぁ…と話しています。

アセフェート - Wikipedia

散布した後はあまり近づきたくないですね。

http://www.tokyo-aff.or.jp/center/kenkyuseika/08/pdf/h23/f_06.pdf

この資料によると、アセフェートの半減期は30日のようです。

自然光照射(シャーレ試験)では48時間で75%程度まで分解されるみたいです。

大玉トマトの収穫は開花後60日程度と言われていますので、半減期が30日なら今撒くと一番果でアセフェートの残留は25%(でOKでしょうか?)。

そのうちのいくらかが有害なメタミドホスとして残留しているわけですね。

 

www.foocom.net

 

うーん。

こういうの読んでしまうと、やっぱり使いたくないなぁ…。

怒涛の10連休が終わった!

 
 
 
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 連休中、毎日畑にいました。

こんなの農家にとっては当たり前のことなんだろうけど、子供たちはよく付き合ってくれたなぁと感心します。

テントウムシを捕まえてトマトの周囲に放したり、スギナの根っこの長さ選手権をしたり、お兄ちゃんは耕運機もかけてくれました。

すごい!

ママより使える!(本当だから笑えない)

 

トマトは、アブラムシ発生とカビ対策に追われました。

まだ農薬は使っていませんが今後どうなるか。

それとマルチ張りも。

 

サツマイモの畝立てと苗発注。

 

ポタジェも忙しくなってきました。

エンドウに支柱を立てて、ピーマンの定植。

オカヒジキと千日紅の種まき、この子たちは土壌改良と収穫を兼ねたC4植物です。

これからズッキーニ、バジル、シソ、トウモロコシ、ショウガと続きます。

トマトの苗

 
 
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トマトの苗が大きくなってきました。

双葉が出たあと、あっという間に本葉が出てきます。
同じナス科のピーマンとはえらい違いです。
ピーマンは加温していない、というのも理由のひとつではあるかもしれませんが…
 
昨日、政策金融公庫の方が家まで来てくださいました。
我々より若いであろう男性なのですが、
「家計費、かなり上手にやりくりされてますね。」
というコメントが面白かったです。
そうなんです、頑張ってます(笑)
ありがたいことに無駄遣いする人間がいないのですね。
酒もたばこもしない、外食もほとんどしない、畑作業が忙しくて外出もしない。
「ない」ばっかりなんだけど、楽しく暮らしています。

植物と微生物の関係

炭素循環農法や色々な生物学などの理論は複雑で難しいですが、少しずつ理解を深めたいと思っています。

mi-zo.hatenablog.com

 

今日は植物と微生物の関係について。

なぜ肥料をやらない森林の植物が育っていくのか。

それは植物と微生物の共生が成り立っているからです。

まずキノコ菌が落ち葉や朽ち木を、他の微生物たちが利用できるところまで分解し、微生物によってさらなる分解が起きます。

植物は根から糖分(光合成で作ったデンプン由来)などを出し、それを利用する微生物を呼び寄せます。

そして微生物が有機物を分解したり無機物をイオン化(水に溶ける状態)して、植物がそれを利用します。

広大な森を育ててしまうくらい、十分な栄養を微生物が運んで来てくれるのです。

 

ja.wikipedia.org

 

つまり畑では、『大量の微生物を含んだ土』と『植物』のふたつが同時に存在しなくてはなりません。

人間が肥料を与えてしまうとこのバランスが変わります。

さらに農薬や除草剤の使用によって微生物が生息できなくなったり、植物も弱っていくという構造なのですね。

土のpHや団粒構造、そしてミネラル分を適切に維持することが、植物が健康に育つためには絶対条件だということが分かりました。

「肥料ではなく土壌改良材」とはこういうことだったのです。

なるほど~。

手続きを放置されて、まだ認定新規就農者になれてない件

続きです。

mi-zo.hatenablog.com

 こちらは連絡来てすぐにいつも返信していて、痛くもない腹を探られているのです。

確定申告書も提出させられたし、確約書にサインとかしてるんです。

前回の記事は2月14日。

ここから手続きが放置されていたようです。

 

4月になり金融公庫の担当者さんから電話がありました。

「そろそろ認定されましたか?」と。

そして市役所に確認を入れたところ、担当者移動。

中北農務事務所の担当者も移動。

市役所の新しい担当さんによると、前回サインした確約書(市役所側が作ったもの)に不備があり新しい書式にまた我々がサインをしなければならない、というところで放置されていたのです。

3月に認定会議があり補助金が下りる市のスケジュールは分かっていたので、できれば3月に認定をもらいたいと話をしていたのにも関わらず。

これを逃したため補助金は10月まで待たなければなりません。

認定自体は新しい担当さんが手続きを進めてくれるそうですが…

正直、お金ないです(TдT)

担当さんにとっては市・農務事務所・県、色々なところとやり取りしなければならなくて面倒な案件だと思います。

けれど、そういう手がかかるものこそ先にどんどん進めていかないと、いつまでもデスクで嫌な空気を撒き散らすのに。

みんなそういう経験あるんじゃないでしょうか。

炭素循環農法というものを知りました

虫害も病気もなく、雑草も生えず、肥料もやらず、もちろん無農薬で、収量は慣行並み~3倍。

夢のようですが、これが炭素循環農法という方法による成果だそうです。

tan.tobiiro.jp

 

私のポタジェは無農薬を目指しはしていましたが、化学肥料はある程度やむなしかなぁと思っていたので、実際に周囲で行われている農業とはかけ離れたこの方法が本当に本当なのか、とっても不思議です。

まだ勉強中で腹落ちできていません…。

 

簡単に言うと、「森林での落ち葉の分解(自然の状態)を畑の土壌で再現する」ということだと思います。

落ち葉や朽ち木と同じ、C/N比40以上のものを生のまま畑に混ぜ込みます。

木質系資材に含まれるリグニンを分解できるのはきのこの仲間(白色腐朽菌)だけ。

この子たちがリグニンを細かく分解してくれます。

 次に他の微生物(バクテリア古細菌)がさらに細かく(無機体に)分解します。

それを植物が利用します。

このとき、木質類の分解速度がゆっくりなので次の分解反応の律速条件となり、急速な窒素不足(窒素飢餓)を起こしません。

微生物たちのごはんは木質系資材に含まれる炭素(糖類)。

そして窒素が少ない環境下でリグニン分解酵素は生成が活発になります。

よってC/N比の高い資材を入れる必要があります。

 

ここまでは理解した、と思います。

しかし、この土壌環境が冒頭の『虫害も病気もなく、雑草も生えず、肥料もやらず、もちろん無農薬で、収量は慣行並み~3倍』につながる理屈はもうちょっと時間をかけないとダメみたいです…頭パンクしそうです(;´∀`)

森には虫もいるし、下草も生える。

養分は落ち葉や朽ち木を微生物たちが分解したもので(ここは同じですね)、農薬などないので自然淘汰

ということは、目的の作物を選択的に育てて収穫するためには、人の手による環境整備が必要になります。

炭素循環農法は原生林の模倣というより、里山や人工林に近い考え方のような気がします。

 

頭を使うのは別に、実際に体験してみたい!

ということで、近所のキノコ工場から廃菌床をいただけることになりました。

ただゴミになっちゃうよりは畑で使えたらwin-win(古い?)ですね。

今日さっそくもらいに行って、畑に撒いてみます。